2008年10月30日

インフルエンザ:半減キャンペーン 県、来月から展開 /佐賀

西宮市苦楽園口の耳鼻科、梅岡耳鼻咽喉科クリニックです。


新型へ対応うがい手洗い


 県は11月から「インフルエンザ半減キャンペーン」を展開する。県民に予防意識を徹底し、将来的に大流行が懸念されている新型インフルエンザへの対応に生かすのが目的。マスク着用やうがい、せっけんでの手洗い励行を呼び掛けるなどして、毎年10万人と推定される患者の数を5万人に抑えたいという。

 実施期間は来年2月末まで。早めの受診、かかった時の休息・静養など7項目の「宣言」も作り、予防徹底をPRする。

 また、年末にかけて、図書館など人の集まる県内の10施設でパネル展も開く。世界で死者が続出した「スペイン風邪」が大流行した1918年当時、国が作ったポスターなどを展示する。せきをしている人に使ってもらえるよう、マスクも用意するという。
 県庁もモデル事例として率先した取り組みをする。具体的には、予防接種率を昨年度の30%から60%に倍増させ、罹患(りかん)率を同6%から3%に半減させる。各課の副課長級職員1人を「インフルエンザ対策推進員」に任じ、目標達成を目指す。

 佐藤敏行・県健康福祉本部長は「インフルエンザにかかったら外出を控えるなどの意識を徹底してほしい」と訴えている。
(2008年10月30日 毎日新聞社)




新型ウイルスに対する最新の予防法なんてなく、手洗い、うがいが大事なんですね、基本に還りましょう。のどに付着したウイルスは感染に至るまでのタイムラグがあります、ウイルスはうがい水でも容易に流れ落ちます。かくいう私も手洗い、うがいきちんとやって病気しらずです。

といってもインフルエンザは高熱を生じ、感染するとやっかいです。もちろん予防接種を励行します、当院でも実施中です。詳しくは電話にてお問い合わせ下さい。



西宮市苦楽園口の耳鼻科 梅岡耳鼻咽喉科クリニック

医院ホームページ:http://www.umeoka-cl.com/
梅岡耳鼻科 レーザー治療専門サイト:http://www.umeokaentclinic.com/

住所:兵庫県西宮市樋之池町22-2
TEL:0798-70-3341
最寄り駅:阪急甲陽線 苦楽園口駅
  


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2008年10月23日

妊婦死亡:墨東病院当直は研修医1人 2人体制維持できず

西宮市苦楽園口の耳鼻科、梅岡耳鼻咽喉科クリニックです。


妊娠中に脳内出血を起こした東京都内の女性(36)が7病院に受け入れを断られた後に死亡した問題で、最初に受け入れを断った都立墨東病院(墨田区)の当直医は「シニアレジデント」と呼ばれる研修医だったことが分かった。10月は研修医が1人で当直する日が4日あったという。墨東病院は6月、シニアレジデント当直の場合は「原則として母体搬送の受け入れを制限する」と関連団体などに文書で通知していた。

 経営する都病院経営本部によると、墨東病院の産科は6月末に医師1人が退職したことから、当直2人体制を維持できなくなった。このため関係者に対し、7月からの土・日曜と祝日の当直体制について「1人当直である上に、シニアレジデント当直の場合もありますので、ハイリスク分娩(ぶんべん)への対応は困難」と、受け入れ制限を文書で伝えていた。

 シニアレジデントは2年間の初期臨床研修を終え、専門医を目指してさらに研修中の後期臨床研修医。都によると、今回受け入れを拒否した医師は免許取得から4年だった。

 こうした状況は今回の問題が発覚した後も変わっていないといい、都病院経営本部の谷田治・経営戦略担当課長は「何かしなければいけないが、これという改善策は現段階で思い浮かばない」と話している。
(2008年10月23日毎日新聞)



 リスクの高い妊婦に対応する「総合周産期母子医療センター」に指定されていたのに当直医がたった一人。帝王切開を含め外科的手術を要するかもしれないハイリスク分娩には対応できない状況で、救急医療の脆弱な面が露わになった形です。

 もはや都レベルでは対応できず、国政レベルでの大きな判断がないと医療崩壊につながりかねません。一番は産婦人科としてのマンパワーの充実でしょうが、ここ10年で1割も減少して若い先生の志望者が少ないので先細りが目にみえております。ましてや20代、30代ならいざ知らず、50歳を超えての当直は翌日に響くでしょう。心中お察し申し上げます。翌日は無論(?)普通に勤務です。労働基準法に抵触する行為に支えられ今までの救急医療が存続してきたのですが、現場の声をやっとマスコミが取り上げてくれた感があります。医師増員は焦眉の急でしょう。



西宮市苦楽園口の耳鼻科 梅岡耳鼻咽喉科クリニック

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2008年10月23日

子供の食物アレルギー増加 米保健当局が調査【アレルギー】

西宮市苦楽園口の耳鼻科、梅岡耳鼻咽喉科クリニックです。


米疾病対策センター(CDC)は22日、米国では昨年、約300万人の子どもが食物アレルギーを発症、10年前に比べ割合が18%増えたとの全国調査結果を発表した。

 CDCによると、食物アレルギーに対する親の意識が高まり、よく報告されるようになったのも一因とみられるが、増加の原因を突き止める研究が必要だとしている。
 数字は、全米の約1万人の子どもを対象にした調査を基に推計。それによると、07年は18歳未満人口の3・9%に当たる約300万人が何らかの食物アレルギーを発症した。1997年は3・3%に相当する約230万人だった。

 原因としては牛乳、卵、ナッツ類、魚類、大豆、小麦で発症全体の9割を占めるという。

 5歳未満では4・7%、5歳以上では3・7%が発症し、成長に従って減る傾向にある。食物アレルギーを発症した子どもは、そうでない子どもに比べ、アトピー性皮膚炎やぜんそくの発症が2-4倍多いという。
(2008年10月23日共同通信)


 アトピー、ぜんそく、食物アレルギー、花粉症、それら根本は全て同一です。お互いが関係するので上記のうち一つ関与するとそれ以外の疾患の有病率があがります。花粉症に関しては従来より発症年齢の低年齢化が指摘されております。早期の対応が重要であることは論を待たないことだと思います。

 原因の究明と予防が中心となりますが、生活習慣でかなりの改善が見込めるのでごかかりつけ医に御相談されるとよいかと思います。



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2008年10月19日

出産・妊婦健診無料化、前倒しの考え 舛添厚労相

西宮市苦楽園口の耳鼻科、梅岡耳鼻咽喉科クリニックです。


舛添厚生労働相は17日、少子化対策の目玉である妊婦健診と出産費用の全国一律無料化について、「27日の週にまとめる次の経済対策に入れようと思っている」と述べ、これまで来年度の実施予定としていた計画を前倒しする考えを示した。さいたま市で開かれた講演会で語った。

 厚労省は09年度予算概算要求で、妊婦健診の助成を現在の5回分から14回分に増やす、健康保険から支払われる出産育児一時金(35万円)も地域の実情に合わせて増額する――を盛り込んでいる。麻生首相が16日に新しい経済対策の策定を指示したことを受け、舛添氏は少子化対策の実施を急ぐ必要があると判断した。
(2008年10月17日 朝日新聞)



世間では少子化で地方の学校では閉鎖、統廃合が続き、社会の活力が失われているニュースが多いですが、私の開業する苦楽園から夙川はお子さんが沢山いて、院内もいつも賑やかです。我が日本国の将来を背負って立つ子供達に少しでも貢献できれば望外の幸せと感じ、日々嫌われながら(?)も頑張っていきたいと思います。現実的な今回の対策が歯止めの一助となってくれればと思います。(財源はどうするのかという問題はありますが。。)



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2008年10月18日

季節の移り変わりの時期の気管支炎【気管支炎】

西宮市苦楽園口の耳鼻科、梅岡耳鼻咽喉科クリニックです。


ここ数週間、朝と晩の寒暖の差が激しく、空気が乾燥していることもあり、風邪が流行っています。ウイルスは湿度に弱く、逆に湿度が低いと活動性を増します。当院に受診される患者さんも鼻水と喉の軽度の痛み、乾燥咳を主症状とした方が多いようです。アレルギーにも似た症状ですが実際過敏性が亢進する病態です。

 また季節の移り変わりでお子さんには喘息様の気管支炎による咳もみられます。気温が落ち着いてきたら症状も安定してくるのですが、まだまだそうとはいかないようです。

 部屋の湿度低下には十分気をつけて水分を多めにとることが大事です。基本的なことですが、手洗い、うがいでウイルスの大部分は除去されます。この時期の気管支炎による咳は一度罹ると長引くので要注意ですね。


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2008年10月14日

全国医師テニス大会

西宮市苦楽園口の耳鼻科、梅岡耳鼻咽喉科クリニックです。


秋晴れの中、連休を利用してテニス大会に参加してきました。

全国医師テニス大会。1974年より毎年行われている大会に今回初参加しました。



場所は神戸総合運動公園です。
センターコート後ろにスカイマークスタジアムが見えます。



全国から多数参加されてました。懇親会もふくめた和やかな雰囲気のなかおこなわれました。

学生時代の後輩の松木君と組みましたが結果はダブルス1-2で決勝トーナメント進めず・・足引っ張ってごめんなさい。



普段から学生時代のイメージでボール追っかけても無理なのでなんとか年齢に応じた(?)テニスをしなければいけません。


この連休は日差しが強く日焼けしてしまいました・・
健全なる精神は健全なる肉体に宿る、と肝に銘じ時間見つけてテニス練習したいです。



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2008年10月11日

「人工鼻」の実現に手がかり

西宮市苦楽園口の耳鼻科、梅岡耳鼻咽喉科クリニックです。

嗅覚受容体を実験室で大量に作り出すことが可能となり、「人工鼻(artificial noses)」の実現にも可能性が出てきたという。

米国科学アカデミー発行の「Proceedings of the National Academy of Sciences(PNAS)」オンライン版に10月7日掲載の論文によると、米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究グループは、市販の小麦胚芽抽出物をもとに、無細胞合成によって特殊な受容体を作成。その後、いくつかの精製段階を経て、においを検知する蛋白(たんぱく)を単離することに成功した。この技術によって、嗅覚受容体を短時間で大量に産生できるようになり、嗅覚がどう働き、なぜ多くの異なるにおいを感知できるのかという嗅覚の謎の解明につながる可能性がある。

「嗅覚の研究で大きな障壁となっていたのは、十分な量の受容体を作れず、またそれを均質に精製できなかったことである。今回ようやく受容体が原料としていつでも利用できるようになったことで、嗅覚に関する多くの新しい研究が可能になるだろう」と、この研究に基づいてMITの博士論文審査を受けたばかりのBrian Cook氏は述べている。研究チームによると、人工鼻を作ることによって、最終的には麻薬・爆発物探知犬に代わるものができるほか、医学的にも利用できる可能性があるという。



ヒトは400個に近い機能遺伝子を含めた広大な嗅覚系をもっており、多様な受容体によって何万種類ものにおいを嗅ぎ分けることができる。論文の著者であるLiselotte Kaiser氏によると、嗅覚研究の鍵となる蛋白を単離することは困難とされていたが、数年かかってMITのチームは、疎水性洗剤溶液の利用により蛋白の構造および機能を維持したまま単離、精製することに成功した。今後は、多数のにおいを特定できる携帯型のマイクロ流体装置の開発に取り組む予定だという。
(2008年9月30日/HealthDayNews)



 においの神経は、眉間の間くらいにある嗅裂に受容体が存在し、そこの嗅粘膜を介して、においとして検知するための信号が脳へとおくられます。においの働きがわるくなるのは、多くは副鼻腔炎(いわゆる蓄のう症)や風邪のあとに生じることが多く、急性期であれば内服薬や点鼻薬で多くは改善します。ただ一度働きが落ちると回復がむすかしいこともありにおいの感じる神経の解明が鍵でした。

 嗅覚受容体遺伝子はヒトでおよそ350種類が存在しており、一種類の匂い受容体も、複数の匂い分子に様々な親和性で結合するといわれております。この対応関係により、数十万種類におよぶ匂い分子を嗅ぎ分けることができると考えられています。

 今回の発見で受容体を用いて、上記理論の裏付けとそれら個々の受容体の働きの詳細が明らかになれば、人口鼻への大きな第一歩を踏み出したものといえるでしょう。

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2008年10月09日

女性産科医:妊娠中も当直減らず 4割が育休制度なし

西宮市苦楽園口の耳鼻科、梅岡耳鼻咽喉科クリニックです。


産婦人科で働く女性医師の3分の1は妊娠・育児中であるにもかかわらず、病院が子育て支援のために当直を減らしたり、院内保育所を設けているケースが半数以下であることが、日本産婦人科医会の実態調査で分かった。法律で義務付けられた育児休暇制度も約4割の分娩(ぶんべん)施設が「ない」と答えており、医会は「女性医師は医師不足にあえぐ産科の貴重な戦力なのに、管理者の意識が低すぎる」と嘆いている。

 産婦人科の女性医師の割合は2割を超え、一般の診療科(約15%)よりも高いが、免許取得後10年で半数が分娩から離れており、職場の育児環境整備が急務になっている。今回、全国853カ所の分娩施設から回答を得た調査では、女性医師の33%が妊娠・育児中で、リスクが高い妊娠を扱う大学病院や日赤病院でも3割を超えていた。

 こうした女性医師に配慮し、当直回数を減らしている施設は、妊娠で46%、育児で41%と、いずれも半数以下。特に国公立病院は、育児中でも6割以上が通常の当直を余儀なくされていた。代わりの医師を手当てする制度がある施設も13%だけだった。 院内保育所を設けている分娩施設は47%で、日本医師会調査による全病院平均(31%)よりは対応が進んでいる。ただし病児保育や24時間保育があるのは1割程度しかなく、利用者は約4割にとどまっていた。また育児休暇については、38%の施設が育児休業法に反して「ない」と回答しており、実際に3割の女性医師が休暇を取れていなかった。
(2008年10月9日 毎日新聞)



 産婦人科の労働条件の厳しさがさらに増し、マスコミ上でも話題となり久しいですが、実態は大きく変わってないのは総合病院での勤務経験がある医師であれば誰でも知っていることです。

 若い先生だと当直回数が月に10回くらいは当たり前、次の日も普通に日勤仕事です。労働基準法という言葉が存在するのかというのが医者の世界ですが、その中でも産婦人科は飛びぬけて大変だと思います。出産という行為が決してノーリスクではないこと、そして非常に限られたマンパワーの中で周産期死亡率が世界でも最低レベルを維持してきたことにまず畏敬の念を感じますが、労働環境が劣悪であれば、特に家庭を持たれた女医さんであれば、第一線からは離れてしまうのもむべなるかな。厚労省は将来的に医師の数を増やす方向ですが、女医さんの働きやすい環境、育児の助成ももっと必要ではないでしょうか。



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2008年10月05日

救急車の出動3.5%減 1―6月 「適正利用」の広報が奏功

西宮市苦楽園口の耳鼻科、梅岡耳鼻咽喉科クリニックです。


総務省消防庁が4日までにまとめた2008年上半期(1―6月)の救急車の出動件数(速報)は全国で250万4件と、07年同期比で3.5%減少した。搬送人数も4.5%減の229万6733人。
 出動件数を都道府県別で見ると、高知など36都道府県で減り、長崎など11県で増えた。
 全国807の自治体消防本部別では、69.8%に当たる563本部が減少。具体的な要因(複数回答)としては、286本部が挙げた「救急車の適正利用に関する市民への広報活動」が最も多く、次いで「頻繁に利用する人への個別指導」も109あった。
 一方、29.7%に当たる240本部は増加。要因(同)は「高齢者の搬送増加」が135で最多だった。残り0.5%の4本部は増減なし。
(2008年10月5日 日経ネット)




 私は平成11年大学卒業後奈良医大付属病院にて救急科に研修にいっておりました。ちょうどその頃、救命病棟24時という江口洋介さんが主演をされてる番組に刺激をうけ、意気揚揚と診療に従事していたのですが・・

 大学病院に一次救急にかかる患者さんがあまりに多く、また救急医療を受け持つドクターの数が少なく、救急科が疲弊しているのではと強く危惧しました。一次救急とは入院を必要としない程度(軽症で帰宅できる程度)、二次救急とは入院治療を必要とする程度、三次救急とは高度医療を必要とする程度として分けられています。三次救急病院への搬送には一次または二次救急病院からの紹介が原則となっています。

 大学病院は勿論三次救急に携わるわけですが、かといって飛び込みで来る患者さんの診療を断るわけにもいきません。そんな状況で一次救急の対象にもかかわらず救急車で運ばれてくる患者さんも来られると、いざ重症患者さんが来られた時の対応が後手後手にまわってしまう状況が何度となくありました。消防士、救命救急士の仕事量も限界に近いと聞いております。限られたマンパワーにおいて最適な資源配分を考えれば、救急医療のシステム維持には上記広報も必要不可欠であると思います。



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2008年10月04日

花粉症のレーザー治療について【花粉症】

西宮市苦楽園口の耳鼻科、梅岡耳鼻咽喉科クリニックです。


当院では炭酸ガスレーザーを設置し予約で施行しております。

対象
アレルギー性鼻炎、花粉症、または鼻茸など鼻粘膜に病的慢性炎症がある方。

年齢
鼻の処置にじっとできるかが問題となりますが、一応手術は7歳位からとしております。ただし、個人差がありますので通常の鼻処置が問題なくできるようであれば当院にてご相談下さい。

時期
手術後に鼻の中が腫れて一時的に症状が悪化するため、スギ花粉症の場合は秋から冬にかけて、早期に行うことをお勧めしています。いずれにしても、手術の前に診察を受けて、手術の効果が見込めるかどうかご相談下さい。

方法
まず、鼻の粘膜を麻酔します。スプレーを噴霧し、続いて麻酔薬を含ませたガーゼを鼻の中に入れます。麻酔が効くのを約15分待ってからガーゼを取り出し、レーザーで鼻の粘膜を焼灼します。手術にかかる時間は5~10分です。術中の出血や痛みはほとんどありません。手術後は約1週間後に再診となります。毎日通院する必要はありません。

その後
手術を行った部分は軽いやけどのような状態になり術後しばらくはかさぶたが付着し、反応性に鼻水も出ますが一過性の症状であり、数日で落ち着きます。特に最初の1週間はかさぶたが付くために鼻閉が強くなりますが2週目からはかさぶたが薄くなり鼻の通りは良くなってきてきます。

費用について
治療は全て健康保険が適応されます。両側の手術を行った場合、手術費用だけで約5~6千円になります(負担率3割の場合)。これに再診料(場合により初診料)、処方箋料などが加わります。平成14年4月からの保険制度改正により、レーザー治療の金額が大幅に引き下げられました。

最後に
炭酸ガスレーザーの治療効果は、永久に続くものではありません。効果の持続期間も個々人によって様々ですが、平均して約2年くらいといわれています。効果が減少した時点で、安全に、レーザー治療は繰り返して施行することが出来ます。




西宮市苦楽園口の耳鼻科 梅岡耳鼻咽喉科クリニック

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