2008年10月14日

全国医師テニス大会

西宮市苦楽園口の耳鼻科、梅岡耳鼻咽喉科クリニックです。


秋晴れの中、連休を利用してテニス大会に参加してきました。

全国医師テニス大会。1974年より毎年行われている大会に今回初参加しました。



場所は神戸総合運動公園です。
センターコート後ろにスカイマークスタジアムが見えます。



全国から多数参加されてました。懇親会もふくめた和やかな雰囲気のなかおこなわれました。

学生時代の後輩の松木君と組みましたが結果はダブルス1-2で決勝トーナメント進めず・・足引っ張ってごめんなさい。



普段から学生時代のイメージでボール追っかけても無理なのでなんとか年齢に応じた(?)テニスをしなければいけません。


この連休は日差しが強く日焼けしてしまいました・・
健全なる精神は健全なる肉体に宿る、と肝に銘じ時間見つけてテニス練習したいです。



西宮市苦楽園口の耳鼻科 梅岡耳鼻咽喉科クリニック

医院ホームページ:http://www.umeoka-cl.com/
梅岡耳鼻科 レーザー治療専門サイト:http://www.umeokaentclinic.com/

住所:兵庫県西宮市樋之池町22-2
TEL:0798-70-3341
最寄り駅:阪急甲陽線 苦楽園口駅
  


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2008年10月11日

「人工鼻」の実現に手がかり

西宮市苦楽園口の耳鼻科、梅岡耳鼻咽喉科クリニックです。

嗅覚受容体を実験室で大量に作り出すことが可能となり、「人工鼻(artificial noses)」の実現にも可能性が出てきたという。

米国科学アカデミー発行の「Proceedings of the National Academy of Sciences(PNAS)」オンライン版に10月7日掲載の論文によると、米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究グループは、市販の小麦胚芽抽出物をもとに、無細胞合成によって特殊な受容体を作成。その後、いくつかの精製段階を経て、においを検知する蛋白(たんぱく)を単離することに成功した。この技術によって、嗅覚受容体を短時間で大量に産生できるようになり、嗅覚がどう働き、なぜ多くの異なるにおいを感知できるのかという嗅覚の謎の解明につながる可能性がある。

「嗅覚の研究で大きな障壁となっていたのは、十分な量の受容体を作れず、またそれを均質に精製できなかったことである。今回ようやく受容体が原料としていつでも利用できるようになったことで、嗅覚に関する多くの新しい研究が可能になるだろう」と、この研究に基づいてMITの博士論文審査を受けたばかりのBrian Cook氏は述べている。研究チームによると、人工鼻を作ることによって、最終的には麻薬・爆発物探知犬に代わるものができるほか、医学的にも利用できる可能性があるという。



ヒトは400個に近い機能遺伝子を含めた広大な嗅覚系をもっており、多様な受容体によって何万種類ものにおいを嗅ぎ分けることができる。論文の著者であるLiselotte Kaiser氏によると、嗅覚研究の鍵となる蛋白を単離することは困難とされていたが、数年かかってMITのチームは、疎水性洗剤溶液の利用により蛋白の構造および機能を維持したまま単離、精製することに成功した。今後は、多数のにおいを特定できる携帯型のマイクロ流体装置の開発に取り組む予定だという。
(2008年9月30日/HealthDayNews)



 においの神経は、眉間の間くらいにある嗅裂に受容体が存在し、そこの嗅粘膜を介して、においとして検知するための信号が脳へとおくられます。においの働きがわるくなるのは、多くは副鼻腔炎(いわゆる蓄のう症)や風邪のあとに生じることが多く、急性期であれば内服薬や点鼻薬で多くは改善します。ただ一度働きが落ちると回復がむすかしいこともありにおいの感じる神経の解明が鍵でした。

 嗅覚受容体遺伝子はヒトでおよそ350種類が存在しており、一種類の匂い受容体も、複数の匂い分子に様々な親和性で結合するといわれております。この対応関係により、数十万種類におよぶ匂い分子を嗅ぎ分けることができると考えられています。

 今回の発見で受容体を用いて、上記理論の裏付けとそれら個々の受容体の働きの詳細が明らかになれば、人口鼻への大きな第一歩を踏み出したものといえるでしょう。

西宮市苦楽園口の耳鼻科 梅岡耳鼻咽喉科クリニック

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2008年10月09日

女性産科医:妊娠中も当直減らず 4割が育休制度なし

西宮市苦楽園口の耳鼻科、梅岡耳鼻咽喉科クリニックです。


産婦人科で働く女性医師の3分の1は妊娠・育児中であるにもかかわらず、病院が子育て支援のために当直を減らしたり、院内保育所を設けているケースが半数以下であることが、日本産婦人科医会の実態調査で分かった。法律で義務付けられた育児休暇制度も約4割の分娩(ぶんべん)施設が「ない」と答えており、医会は「女性医師は医師不足にあえぐ産科の貴重な戦力なのに、管理者の意識が低すぎる」と嘆いている。

 産婦人科の女性医師の割合は2割を超え、一般の診療科(約15%)よりも高いが、免許取得後10年で半数が分娩から離れており、職場の育児環境整備が急務になっている。今回、全国853カ所の分娩施設から回答を得た調査では、女性医師の33%が妊娠・育児中で、リスクが高い妊娠を扱う大学病院や日赤病院でも3割を超えていた。

 こうした女性医師に配慮し、当直回数を減らしている施設は、妊娠で46%、育児で41%と、いずれも半数以下。特に国公立病院は、育児中でも6割以上が通常の当直を余儀なくされていた。代わりの医師を手当てする制度がある施設も13%だけだった。 院内保育所を設けている分娩施設は47%で、日本医師会調査による全病院平均(31%)よりは対応が進んでいる。ただし病児保育や24時間保育があるのは1割程度しかなく、利用者は約4割にとどまっていた。また育児休暇については、38%の施設が育児休業法に反して「ない」と回答しており、実際に3割の女性医師が休暇を取れていなかった。
(2008年10月9日 毎日新聞)



 産婦人科の労働条件の厳しさがさらに増し、マスコミ上でも話題となり久しいですが、実態は大きく変わってないのは総合病院での勤務経験がある医師であれば誰でも知っていることです。

 若い先生だと当直回数が月に10回くらいは当たり前、次の日も普通に日勤仕事です。労働基準法という言葉が存在するのかというのが医者の世界ですが、その中でも産婦人科は飛びぬけて大変だと思います。出産という行為が決してノーリスクではないこと、そして非常に限られたマンパワーの中で周産期死亡率が世界でも最低レベルを維持してきたことにまず畏敬の念を感じますが、労働環境が劣悪であれば、特に家庭を持たれた女医さんであれば、第一線からは離れてしまうのもむべなるかな。厚労省は将来的に医師の数を増やす方向ですが、女医さんの働きやすい環境、育児の助成ももっと必要ではないでしょうか。



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2008年10月05日

救急車の出動3.5%減 1―6月 「適正利用」の広報が奏功

西宮市苦楽園口の耳鼻科、梅岡耳鼻咽喉科クリニックです。


総務省消防庁が4日までにまとめた2008年上半期(1―6月)の救急車の出動件数(速報)は全国で250万4件と、07年同期比で3.5%減少した。搬送人数も4.5%減の229万6733人。
 出動件数を都道府県別で見ると、高知など36都道府県で減り、長崎など11県で増えた。
 全国807の自治体消防本部別では、69.8%に当たる563本部が減少。具体的な要因(複数回答)としては、286本部が挙げた「救急車の適正利用に関する市民への広報活動」が最も多く、次いで「頻繁に利用する人への個別指導」も109あった。
 一方、29.7%に当たる240本部は増加。要因(同)は「高齢者の搬送増加」が135で最多だった。残り0.5%の4本部は増減なし。
(2008年10月5日 日経ネット)




 私は平成11年大学卒業後奈良医大付属病院にて救急科に研修にいっておりました。ちょうどその頃、救命病棟24時という江口洋介さんが主演をされてる番組に刺激をうけ、意気揚揚と診療に従事していたのですが・・

 大学病院に一次救急にかかる患者さんがあまりに多く、また救急医療を受け持つドクターの数が少なく、救急科が疲弊しているのではと強く危惧しました。一次救急とは入院を必要としない程度(軽症で帰宅できる程度)、二次救急とは入院治療を必要とする程度、三次救急とは高度医療を必要とする程度として分けられています。三次救急病院への搬送には一次または二次救急病院からの紹介が原則となっています。

 大学病院は勿論三次救急に携わるわけですが、かといって飛び込みで来る患者さんの診療を断るわけにもいきません。そんな状況で一次救急の対象にもかかわらず救急車で運ばれてくる患者さんも来られると、いざ重症患者さんが来られた時の対応が後手後手にまわってしまう状況が何度となくありました。消防士、救命救急士の仕事量も限界に近いと聞いております。限られたマンパワーにおいて最適な資源配分を考えれば、救急医療のシステム維持には上記広報も必要不可欠であると思います。



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2008年09月30日

医療費助成は2億5000万円 北海道の聴覚障害不正事件

西宮市苦楽園口の耳鼻科、梅岡耳鼻咽喉科クリニックです。


虚偽の診断書で聴覚障害の身体障害者手帳が不正取得されたとみられる事件で、札幌市の前田幸☆医師(73)の診断で取得した手帳で重度心身障害者医療費の助成を受けた受給者は768人で、1999年度以降の総額は約2億5000万円に上ることが27日、北海道の調べで分かった。
 道によると、重度心身障害者医療費助成は身体障害者手帳1、2級など重度の障害者に、医療費の自己負担分の全額または一部を都道府県や市町村が補助する制度。
 道が集計した結果、前田医師の診断を受けて手帳を取得した840人のうち、9割以上が助成を受けていた。事件が表面化した後の手帳の返還者も9割を超えており、道は「故意による不正や不正期間が確認できれば、助成金の返還請求もあり得る」としている。
 前田医師の診断を受けた人に支給された障害年金の総額は、2002-07年度の6年間で約7億円に上ることが、すでに社会保険庁の調べで分かっている。
(注)☆は日の下に立
(2008年9月27日 共同通信)



聴覚診断は主として純音聴力検査(電話ボックスの中でボタン押す検査です)をもとに判定します。あくまで検査をうけられる「患者」さんの意思で聞こえたらボタンを自ら押して反応する検査であります。他にABR(聴性脳幹反応)という検査では白黒はっきりしますが、開業医で置いている先生は少ないと思います。

世間には不正請求する為に聴覚障害を装う(医学用語で詐聴といいます)例があるとは聞いておりました。今回の事例では医師が加担していたとは思いたくないですが、すでに手帳の返還者が9割を超えているということは、「患者」さんにも故意に取得したと思われてもいたしかたない要素があるとおもいます。また特定の医師のみが診断書を乱発(?)していると尚更です。検査に熟練した方であれば詐聴かどうかすぐに見分けがつくのでそのあたりも不可解です、ここまで拡大せずに早期に行政レベルで防げる点があったのではないかと思いました。



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2008年09月30日

政管健保が「協会けんぽ」へ 保険料率、地域ごとに

西宮市苦楽園口の耳鼻科、梅岡耳鼻咽喉科クリニックです。


中小企業の会社員らが加入する政府管掌健康保険(政管健保)が10月、国から全国健康保険協会に移管される。新たに保険証が発行され、全国一律だった保険料率が都道府県ごとに設定される。加入者にとって、何が変わるのか。
 新制度の略称は「協会けんぽ」。政管健保の現在の加入者約3600万人のすべてが10月1日に移る。協会は国から切り離された公法人で、民間職員が業務を担う。全都道府県に支部が置かれる。
 地域の医療費に応じて保険料率が設定されるのが最大の特徴だ。政管健保は8.2%(労使折半)で全国共通だったが、協会発足後1年以内に都道府県ごとに保険料率が決められる。医療費を少なく抑えた地域では保険料率も下がり、逆に医療費がかさむと保険料率が上がる。加入者の代表も保険料率の決定過程に参加する。
 医療費は都道府県で差があり、03年度の医療費にもとづく政府の試算では、保険料率が最低になる長野県と最高の北海道で1.1ポイントの違いが出た。支店などが複数の都道府県にある会社では社員同士でも働く場所によって保険料率が異なるケースが出そうだ。
 高齢者が占める割合が高い地域や所得水準が低い地域ほど、そのままでは保険料率が高くなってしまうので、これらの要素については全国平均と比較して調整される。
 政管健保を運営してきた社会保険庁で職員の年金記録のぞき見や汚職など不祥事が相次ぎ、解体が決定。健保部門を引き継ぐ組織として協会が設立される。ただ、一般への周知不足は否めない。
 保険証の切り替えは10月以降、具体的な方法や時期について協会が決める。それまでは政管健保の保険証を使うことになる。
(2008年9月28日 朝日新聞)



 明日から施行されるのですが、皆さんご存じでしたでしょうか。以前より長野県の医療費は全国一低いのにもかかわらず平均寿命が高く、モデルケースとして検討されてきました。曰く、高齢になっても農作業など体を使う機会が多いからだとか、大世帯で在宅介護の割合が高いからだとか。老人医療費では一人あたり北海道の約半分だそうです。

 今回の件も規制緩和の一環といったところでしょうが、また地域格差の一因となるやもしれません。民間のノウハウや能力評価などを導入することで、不祥事が相次いだ社保庁組織の立て直しと職員の意識改革を進める狙いがあるようですが・・・。

 かたかなで表記されているのを見るとやさしい雰囲気ですが、一部報道では新たな天下り先の確保と揶揄されており尚一層のこと社会保険庁のあとの「協会けんぽ」には健全・透明な運営が求められますね。



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2008年09月27日

日本人は「本土型」と「琉球型」…遺伝解析で明らかに

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日本人は、遺伝的に「本土型」と「琉球型」に大別できることが、理化学研究所が約7000人を対象にした遺伝解析で明らかになった。日本人の起源を知る手がかりになるもので、26日の米科学誌(電子版)に掲載 理研の鎌谷直之チームリーダー、全国の病院から患者の遺伝情報データを収集。14万か所のDNAの個人差(SNP)を手がかりに分類したところ、「本土型」「琉球型」の大きく二つのグループに分けられた。
 両者を分ける最も大きな違いは「髪の毛の太さ」と「耳あかのタイプ」に関係するSNPで、「本土型」の方が髪の毛が硬く、乾いた耳あかができる傾向にあった。「本土型」の方が、中国人と遺伝的により近かった。
(2008年9月26日02時01分 読売新聞)


耳垢で歴史のルーツがたどれるのはおもしろいですね。日本人全体では湿性(俗にベタミミ)耳垢の人は約16%だと言われていますが、北海道・沖縄と本州の間では割合に大きな差があり、北海道では約50%が湿性耳垢であるとの報告があります。

耳垢は乾燥した「カサカサ」耳垢タイプが一番多いのですが、大人の場合であればご自身でも比較的容易にとれますし、問題は少ないかと思います。一方ねっとりしたいわゆる「ベタミミ」耳垢タイプは外耳道にへばりつき、特に幼少児では掃除に難渋し、時にはつまってしまうこともあります。奥には鼓膜もありますしね・・日本人には少ない型なのですが、優性遺伝ということですからお父さんかお母さんどちらかがネコミミだと子供さんも同じタイプだと思われます。呼んでも返事しない、振り返らないなどの症状があれば耳垢が詰まっている場合もあり、一度耳鼻科医に相談されても良いかと思います。逆に大人の方はくせでお風呂上りに耳掃除をされる方もいらっしゃいますが、さわりすぎて外耳炎になることも多く注意が必要です。清潔にされたいお気持ちもわかりますがほどほどに。


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2008年09月23日

マスク8週間分備蓄を 新型インフル対策、厚労省が基本方針

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厚生労働省は、新型インフルエンザの発生に備え、各家庭に8週間分のマスク備蓄を求める考えを明らかにした。発生段階に応じた具体的な戦略を盛り込んだ基本方針も策定した。年内にも改定される政府の新型インフルエンザ対策行動計画に反映させる予定。22日に開かれた同省の専門家会議で、いずれも大筋了承された。

 家庭用マスクにはガーゼマスクと、病原体の侵入をより遮断する不織布マスクの2種類がある。新型インフルエンザ発生時には感染拡大を防ぐために不織布マスクの使用を推奨する。
 このタイプは海外からの輸入品が多い。発生後には品薄状態になることも予想される。一般家庭ではあらかじめ8週間分(1人あたり20―25枚)を備蓄することが望ましいとしている。
(9月22日 日経ネット)


近年、鳥インフルエンザ(H5N1)が鳥から人に感染する事例が数多く報告されています。この鳥のインフルエンザウイルスが変異し、新型インフルエンザが発生する可能性が危惧されています。新型インフルエンザとは、人類のほとんどが免疫を持っていないために、容易に人から人へ感染するものであり、しかも免疫がない分、重症化しやすいのです。

感染が拡大すれば日本だけで3200万人が感染し、最悪の場合64万人が死亡するといわれています。そういった大流行を未然に防ぐため、政府は「不織布製マスク」の使用、備蓄をよびかけましたが、これは薬局やコンビニエンスストアなどに流通しており、入手が容易です。昨今の鳥インフルエンザの猛威をみるともはや対岸の火事ではありませんですね。少しずつでも対策を講じていきましよう。


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2008年09月21日

中国製食品のメラミン疑惑、丸大の回収が5商品に拡大

西宮市苦楽園口の耳鼻科、梅岡耳鼻咽喉科クリニックです。

丸大食品(大阪府高槻市)が、有害物質のメラミンが含まれている可能性があるとして、3種類の加工食品の自主回収を決めた問題で、同社は20日午後、「角煮パオ」「もっちり肉まん」の2種類についても回収対象に加えると発表した。

 厚生労働省は中国からの加工食品などの輸入業者に安全性の点検を求め、農林水産省もパンや菓子業界などに緊急点検を指示した。

 丸大食品は「牛乳の使用量は微量。健康被害の報告はない」としている。新たに回収対象とした2種類は、日本の商社の委託を受けた業者が製造し、丸大食品が輸入・販売したという。すでに回収を決めていた「抹茶あずきミルクまん」など3種類は、中国の同社子会社の工場で製造された。

 5種類とも、皮の部分のつなぎ材料に牛乳を使っていた。出荷済み商品のうち、賞味期限内は約2800個。同社は検査機関に検査を依頼しており、結果は25日ごろに判明する見込み。

 中国では、粉ミルクを飲んだ子供が相次ぎ腎臓結石と診断されたことが9日に表面化。厚労省は、中国からの乳製品の輸入時の緊急検査を12日から行い、20日からはこれらを原料とする加工食品も対象にした。

 中国衛生省などによると、中国での患者は6200人を超え、子供ら5人が死亡。現地報道では、酪農関係者が、たんぱく質の含有量を高めるためメラミンを混ぜたとされる。

(2008年9月21日 読売新聞)


メラミンは無色の結晶で、化学式C3H6N6
尿素などから生成される化合物でほどんどが合成樹脂用に利用されてます(化粧板、建築物や船舶・車輌の内装材等)食品に含まれるたんぱく質の量は一般的に窒素の量を手がかりに推計されており、N(窒素)を多く含むメラミンは、たんぱく質の量を実際より多くみせるためとして使用されたようです。まさに見せかけだけで含有物を調整し多くみせる“偽装”食物と言えるでしょう。

ところが事態はそう簡単ではなく合成樹脂の原料であるメラミンは、食品衛生法上の規制対象になっていませんでした!?厚生労働省によると食品製造の過程で、使われるはずがない想定外の物質だからだそうです。昨年にもメラミンが混入された中国企業製ペットフードがアメリカ等に輸出され、犬や猫が主に腎不全で死亡する事件が起きており、こういった法の網をくぐりぬけるような手法は次々と発覚するものと考えて迅速な法改正を行う体系が必要でしょう。(未然に防止できれば一番なのですが・・・)


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2008年09月15日

ラスカー賞に遠藤章・東京農工大特別栄誉教授

西宮市苦楽園口の耳鼻科、梅岡耳鼻咽喉科クリニックです。

米ラスカー財団は14日、コレステロール値を下げる物質「スタチン」を発見した遠藤章・東京農工大特別栄誉教授(74)にラスカー賞臨床医学賞を贈ると発表した。この発見をもとにコレステロール低下剤が開発され、心臓病などの予防や治療に画期的成果をもたらしたことが評価された。日本人では、過去にノーベル生理学・医学賞を受賞した利根川進・マサチューセッツ工科大教授ら4人が基礎医学部門で受賞した。

 遠藤特別栄誉教授は、製薬大手「三共」(当時)の研究員だった1973年、体内でのコレステロール合成に必要な酵素の働きを強力に抑えるスタチンを、コメの青カビから発見した。スタチンの製剤化は87年、米企業に先を越されたが、三共も89年に発売。その後も大手メーカーが参入し、現在は世界で3000万人以上の患者が使用する。
 ラスカー賞は45年に創設され、受賞者の75人が後にノーベル賞に輝いている。今年の基礎医学賞には、マイクロRNAによる遺伝子発現制御を発見した米マサチューセッツ大医学部のビクター・アンブロス教授ら3氏が決まった。
(2008年9月14日 読売新聞)




スタチン製剤はリピトール、メバロチンなど日本でも馴染みのある薬剤ですが、ノーベル賞の登竜門ともいわれるラスカー賞の受賞本当におめでとうございます。欧米と比較して研究費の制限もあるなか、氏の慧眼には敬服いたします。基礎医学が脆弱といわれてきた日本ですが、その恩恵にあずかっている一臨床医として、遠藤氏のような研究者が続々と輩出されることに期待したいと思います。ノーベル賞も期待大ですね。

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2008年09月15日

はじめまして

西宮市苦楽園口の耳鼻科、梅岡耳鼻咽喉科クリニックです。

はじめまして、このたび兵庫県西宮市樋之池町にて耳鼻咽喉科クリニックを開設しました院長の梅岡比俊と申します。幼少期を過ごしたここ西宮の地で、これまでの経験を生かし、暖かくわかりやすい診療を耳鼻咽喉科専門医として行ってゆきたいと考えています。

耳鼻咽喉科は、聴覚、味覚、嗅覚という、日常生活の上で非常に大切な五感に関連しており、それらの障害は生活の質を著しく阻害する要因となります。また当院は耳鼻咽喉科・アレルギー科に加え、小児耳鼻咽喉科を標傍しております。我が国、日出処の更なる繁栄を祈念しこれからの日本を担う子供たちの健康に資することができれば望外の幸せです。みみ・はな・のどに留まらず、気軽になんでも相談していただけるようなクリニックにしていきたいと存じます。
当ブログでは日常診療や医学関連のニュースで感じたことを中心に綴っていきたいと思います。

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