2011年01月26日

抗生剤の適正使用について




西宮市苦楽園口の耳鼻科、梅岡耳鼻咽喉科クリニックです。

抗生剤の適正使用について1月19日夕刻に尼崎市内にて講演会をしてきました。

耳鼻咽喉科疾患はのど・はなといった、常にばい菌の入り口ともいえる領域であり、普段は自らの抵抗力でばい菌をやっつけています。

そこで打ち勝てばよいのですが、冬の時期に身体が冷えて免疫の働きが落ちたり、乾燥して、ばい菌が元気になっていると、そのウイルスや菌に負けてしまうことがあります。しっかりした抵抗力があれば自然治癒も期待できますが、それでも悪化して中耳炎や、副鼻腔炎に罹ってしまうことがあります。

ここで登場するのが、20世紀最大の発明といわれる、ペニシリンを代表する抗生物質です。当初はその威力に誰もが目を瞠りましたが、敵もさるもの、新たに抗生物質に負けないばい菌が出てきて、いたちごっこが始まるわけです。

最近でも多剤耐性菌など、従来の抗生物質が効かないタイプの報告もあり、我々医療従事者としても、そのあたりには充分に注意を払い慎重に投与すべきかを判断しております。その概要についてできるだけわかりやすくご説明しようとお話してきました。

発表後もご質問をたくさん頂戴し、私自身が勉強させていただくこともある、実りある会であったと思います。


抗生剤の適正使用について


抗生剤の適正使用について


抗生剤の適正使用について



西宮市苦楽園口の耳鼻科 梅岡耳鼻咽喉科クリニック

医院ホームページ:http://www.umeoka-cl.com/
梅岡耳鼻科 レーザー治療専門サイト:http://www.umeokaentclinic.com/

住所:兵庫県西宮市樋之池町22-2
TEL:0798-70-3341
最寄り駅:阪急甲陽線 苦楽園口駅




Posted by 梅岡耳鼻咽喉科クリニック at 22:06│Comments(0)
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