2010年08月31日

アレルギー性鼻炎と外耳道湿疹 講演会【アレルギー性鼻炎】

西宮市苦楽園口の耳鼻科、梅岡耳鼻咽喉科クリニックです。


 残暑お見舞い申し上げます。お盆も過ぎて幾日かたちますが、まだまだ蒸し暑い日が続きますね。夏は鼻炎の症状が和らぐ時期ですが、クーラーにあたりすぎていると、冷気の刺激で鼻炎が誘発されることがありますのでご注意ください。

 さて8月25日水曜日は代診とさせていただきましたが、上記講演を尼崎市内にて行いました。夏は汗が出るので皮膚を清潔に保たなければトラブルを起こすことが多いのですが、耳鼻咽喉科領域では外耳炎の患者さんが増えます。外耳とは耳の入口のところですが、蒸れてかゆくなってかきすぎてしまったり、プールの水で炎症を起こすことがあります。一度触ってしましますとまたかゆくなり、ひどくなることが多いので触りすぎないようにしてください。

 いつも講演させていただいて思うのですが、こうしてみなさんの前で発表して資料を整理することは素晴らしいアウトプットの機会ですし、いかにわかりやすく説明できるかに腐心することで日々の外来業務に多いに役立っていると思います。




西宮市苦楽園口の耳鼻科 梅岡耳鼻咽喉科クリニック

医院ホームページ:http://www.umeoka-cl.com/
梅岡耳鼻科 レーザー治療専門サイト:http://www.umeokaentclinic.com/

住所:兵庫県西宮市樋之池町22-2
TEL:0798-70-3341
最寄り駅:阪急甲陽線 苦楽園口駅
  


Posted by 梅岡耳鼻咽喉科クリニック at 21:36Comments(0)アレルギー 西宮

2010年08月31日

夏季休暇inハワイ③ オアフ島内にて

西宮市苦楽園口の耳鼻科、梅岡耳鼻咽喉科クリニックです。



ダイヤモンドヘッド ワイキキ市街地を一望できます。子供背負って30分歩いた甲斐がありました。




 クアロア牧場内にある映画のロケ地。地形の起伏と大きなすり鉢状の谷があり、神秘的な雰囲気。ここでよくハリウッド映画の撮影があるそうです。
ゴジラの足跡を撮影した痕跡が残っています。




 退役した戦艦ミズーリ。大東亜戦争、朝鮮戦争、湾岸戦争でも就役。



 ハワイの郷土料理 タロイモが主食・少し酸味があり、粘りがあるがおいしい。ご飯の代わりと言われると、日本人の口には・・・ラウラウという豚肉をタロイモの葉で包んだものはあっさりしていておいしかったです。



 島は1日観光しながらゆっくり一周できます。ノースショアやドールプランテーションをレンタカーで周遊。夕方のホノルルのフリーウェイは混みます。

 
 ハワイは気候も穏やかで親切な人柄でとても素晴らしいところです。見どころはたくさんありますが、それでもアメリカの観光客にとって外せない一番の観光地は真珠湾だそうです。アメリカ人の見た歴史観が垣間見える展示内容ですので、ゆっくりご覧になるとよいと思います。



西宮市苦楽園口の耳鼻科 梅岡耳鼻咽喉科クリニック

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Posted by 梅岡耳鼻咽喉科クリニック at 01:04Comments(0)耳鼻科 西宮

2010年08月28日

夏季休暇inハワイ② クアキ二病院

西宮市苦楽園口の耳鼻科、梅岡耳鼻咽喉科クリニックです。


ハワイ・クアキ二病院はホノルルの中心部ワイキキから約30分程に位置する、閑静な住宅街の一角にあります。近くに日本総領事館もありますが、アラモアナショッピングセンターからタクシーだと近いと思います。

 その病院はアメリカの病院の中でも特徴的な経緯で現在に至っております。というのも今から100年以上も前の1900年に日系移民が建てた病院で、大東亜戦争時には当時の役員がアメリカ本土の日系移民の強制収容所に送られたつらい過去もあります。


 現在は外科・内科を中心として、高齢者の方の介護もする基幹病院として活躍しているとのことです。あと見学して知ったののですが、PETも、IVRもある、高度医療センターです。薬の調剤もロボットで運用されておりました。お忙しい中院内見学も丁寧にご説明いただきありがとうございました。





 院内に入ると半分近くが日系人の方で、我々が日本から来た事を語ると笑顔で迎えてくださいました。今回は事前交渉で時間が読めず、病院の方々にはご迷惑おかけしましたが、丁度金沢医大の学生の方も見学に来られていて同席させていただきました。みなさん熱心な学生さんたちで将来が嘱望されますね。写真のご許可もありがとうございました。




 月刊催し物予定。毎日多様なプログラムが組まれています。



 ベッドは250床で、日系人の医師・看護師も多数勤務されています。隣にメディカルセンター(日本でいう医療ビルの感じ)があり、そこに開業医の先生がいらっしゃり、必要に応じてクアキニ病院で、手術・処置をされているそうです。日本も最近ではいわゆるオープンベッドとして実施する施設もありますが、アメリカでは更に徹底しているようです。




 手術準備室。ここで手術室に入る前のモニタリング、術前評価が行われ、問題があれば医師に通達されますが、術前後は看護師が中心となってナーシングしているとのこと。
 医師は手術に専念できるよう効率化を図っているとのことでした。

 このあたりは大学病院など、医師の過剰勤務是正のためには準備室の整備・拡充・体制強化は一つ考慮に入れるべき問題と考えます。


西宮市苦楽園口の耳鼻科 梅岡耳鼻咽喉科クリニック

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Posted by 梅岡耳鼻咽喉科クリニック at 00:50Comments(0)耳鼻科 西宮

2010年08月22日

夏季休暇inハワイ① 到着~フラショー

西宮市苦楽園口の耳鼻科、梅岡耳鼻咽喉科クリニックです。


夏季休暇を利用してハワイに行って来ました。それにしても1歳の子供と行くと早々と飛行機の中で飽きてしまい、大変でした・・たくさん本持って行ったのに機内でなかなか読めず。

 今年も(?)日本では記録的な猛暑。そんな中約7時間半かけてホノルル到着。機内はお盆もあってほぼ満席でした。

ホノルルはとっても涼しい。

 日差しは強いものの、日陰に入ると風が気持ちよくなびいてきて、肌に心地よい。気温は31度とのことでしたが、体に関わる温度は湿度も影響を受けるので、日本よりもかなり快適でした。少し歩いてもべたつく感じもなく、ゴルフなどのスポーツにもいいのではと思いました。(子供がいるのでこれも却下)





到着後地元のローカルビールでほっと一息
ハワイにはABCストアなどで数種類ローカルビールが売ってあります。その他、プリもとか、カウアイゴールデン・エールなどありましたが、僕の一押しはロングボードです。味がしかりしていて、ハワイの気候になじむまろやかな味わいです。







 ホテルハレクラニのハワイアンフラショー

 ゆったりとしたウクレレの演奏の中、元ミスハワイの女性がフラショーをしてくれます。現在は意外とフラショーを見せてくれる施設がホノルルでは少ないようです。

 今回の旅行は日程調整してハワイの基幹病院の見学もお願いしています、日系移民が大東亜戦争前に建てた病院で、現在はアメリカハワイ州の病院とされていますが、今でも高度医療機関として地域の重要な病院のひとつとのことです。


西宮市苦楽園口の耳鼻科 梅岡耳鼻咽喉科クリニック

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Posted by 梅岡耳鼻咽喉科クリニック at 23:01Comments(0)耳鼻科 西宮

2010年08月06日

手術せずに鼓膜を再生、幹細胞活用し新治療法【中耳炎】

西宮市苦楽園口の耳鼻科、梅岡耳鼻咽喉科クリニックです。


慢性中耳炎やけがで破れた鼓膜を、手術せずに再生させる新たな治療法を、京都大と北野病院(大阪市北区)のグループが開発した。
 外来で約10分の処置で済み、完治までの期間も約3週間と短いのが特長。患者53人のうち52人の鼓膜が完全に再生した。東京都で6日開かれる日本炎症・再生医学会で発表する。
 鼓膜の修復手術を受ける患者は年間数万人とされる。現在は、耳の後ろの皮下組織や筋肉を包む膜を切り取って移植する方法が主流だが、手術後の鼓膜の構造が元に戻らないなどの課題もある。グループは、破れてできた鼓膜の穴の周りをメスでわずかに傷つけた後、細胞増殖を促す物質を染み込ませたゼラチン製のスポンジを詰め、生体接着剤を数滴振りかけるという方法を開発した。
 北野病院の金丸眞一医師によると、メスによる傷で穴の周りに存在する鼓膜の細胞を作る組織幹細胞が刺激を受け、穴をふさごうとする力を利用。ゼラチンスポンジ内の細胞増殖物質を栄養にして、成長するとみられる。スポンジの大半は体内で分解され、残りは完治後に取り除く。
 金丸医師らが京都市伏見区の金井病院で2007年から09年にかけ、85~10歳の53人を治療し、やけどで鼓膜が破れた1人以外は全員完治。補聴器をしていた12人のうち、10人が補聴器を外せるほど改善。元通りの鼓膜に再生したことも確認できた。やけど患者は、幹細胞が破壊されたため再生しなかったらしい。
 治療費は自由診療のため約50万円かかるが、5年以内の保険適用を目指す。金丸医師は「手術や全身麻酔のリスクが高いため、鼓膜に穴が開いても修復できなかった心臓や糖尿病の患者、高齢者にとっても有望な治療法だろう」と話している。治療の問い合わせは、金井病院(075・631・1215)へ。



(2010年8月5日18時28分 読売新聞)


 鼓膜は非常に薄い幕ですが、音を脳に伝える上では、非常に重要な役割を
果たしています。

 鼓膜に穴があいてしまうと、太鼓の”ばち”に穴があいているのと同じで
音が大きく響きません。響かないとそれだけ脳への情報伝達が阻害される
ことになります。

 50年ほど前は、抗生物質の耐性菌の問題や、医療環境が整っていなかったりして、中耳炎から、鼓膜の穴があいた状態になってしまうケースが多かったのですが、最近では、スポーツでの接触、平手打ち外傷で穴があいてしまうケースがあります。

 以前は耳の後ろからの筋膜を採取しての手術がスタンダードですが、組織幹細胞という万能細胞で鼓膜までも再生可能となった由、治癒率たかく、非常に期待できる治療法ですね。

 ただ、先進医療だと保険適応の問題が必ずついて来ますので、あまねく普及するためにはそのあたりもポイントとなるかと思います。


西宮市苦楽園口の耳鼻科 梅岡耳鼻咽喉科クリニック

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Posted by 梅岡耳鼻咽喉科クリニック at 22:54Comments(0)中耳炎 西宮

2010年08月02日

OAE(聴力検査機器)導入いたしました。【難聴】

西宮市苦楽園口の耳鼻科、梅岡耳鼻咽喉科クリニックです。


毎日暑いですが、いかがお過ごしでしょうか。
 夏真っ盛りで近くの樋之池公園のプールからは歓声が聞こえてきます。私は昨日はゴルフで日焼けしましたが、やっぱり日中は外にいると気持ちいいですね。


 今日は新しい医療機器導入のお知らせです。


 来院時に、お子さんの耳のきこえがよくないとの訴えをよく聞きます。視診で、鼓膜や、中耳に炎症を起こしている場合、聴力検査で、現在の聴力を測るのですが、いわゆる、音が聞こえてきたらボタンを押すという主観的検査であるため、お子さんの機嫌が悪かったり、途中で集中力が途絶えて飽きてしまったりすると、検査そのものができません。
 主に、いわゆる幼児難聴の場合の客観的検査として、このOAEを導入いたしました。お子さんの耳にあてて、その機械から発する音の反射で聴力が正常かどうかの判定を短時間で行います。以前よりこの検査機械はあったのですが、もっぱら大きな病院でしか導入できない高価なものでしたが、最近よりコンパクトな新製品が出てきまして、導入に至りました。

 当クリニックでの幼児難聴への新しいアプローチの一つとして期待しています。




西宮市苦楽園口の耳鼻科 梅岡耳鼻咽喉科クリニック

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Posted by 梅岡耳鼻咽喉科クリニック at 21:58Comments(0)難聴 耳鼻科